パイネットワークが2026年4月の進捗報告を発表した。完全なKYC(本人確認)済み利用者が1800万1000人を超え、メインネット移行件数は1672万件に達したと明かした。
同報告によると、4月単月ではKYC認証が10万件超、メインネット移行が3万件だった。
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パイコアチームは、アプリ内で展開するKYC(本人確認)システムについて人手による審査とAI活用の不正検知を組み合わせていると説明した。
同ネットワークの発表によれば、100万人超が合計で約5億2600万件の認証作業を担い、1800万件近くのユニークIDが確認された。
各申請ごとに約30回の個別検証を重ねているとされ、重複や不正アカウントの排除を強化している
しかし、パイオニア(利用者)はこの発表に多数の苦情を寄せた。コメント欄には、仮承認のまま長期間保留されているとの声があがった。
これに対し、パイコアチームはBeInCryptoに「パイのKYC審査は意図的に慎重になっている」と説明した。確実なKYCのためには全アカウントを簡単に承認すべきでないとし、「厳格なKYC運用こそが本来の狙い」とした。
さらに、適切な審査なく承認した場合のリスクについて次のように述べた。
・重複アカウントがメインネット移行し、エコシステムに悪影響を及ぼす
・報酬や参加機会が歪み、不公平が生じる
・サービス側が利用者の正当性を担保できなくなり、パイの資源価値が毀損する
チームは「利用者の懸念解消を最優先課題とする」とし、仮承認状態のパイオニア向けに3つの提案を示した。
・パイアプリ内で利用可能な顔認証を実施
・登録情報の正確性や明瞭性を見直す
・マイニング活動を継続し、システムチェックを促す
パイ側は、保留者が「さまざまな技術的問題に分類されている」と指摘し、それぞれに個別の技術対応が求められるとした。
一方、利用者の不満が高まる中、パイネットワークは価格面でも圧力が強まっている。他の多くのアルトコインが5月に2桁の上昇を記録する一方、パイコインは出遅れた。
今月これまでで2.6%下落。PIの本稿執筆時点での価格は0.17ドルで、過去24時間で1.3%上昇した。
ただし、今後の起爆剤となる可能性も残る。パイネットワークは、メインネットのノードによるProtocol 23アップグレード完了期限を5月15日に設定した。過去Protocol 22時には、PIが9%近く上昇した例もあった。
今回のProtocol 23が持続的な価格動向をもたらすかは不透明。今後30日で1億7420万PIトークンが新たに流通し、上値を抑える可能性がある。
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