トークン化株式は本物の株式で裏付けられているのか?MEXC・Kraken・Bybit・Bitgetが実際に保有しているもの
トークン化株式は本物の株式で裏付けられているのでしょうか。
それは発行構造によって異なります。1:1のカストディ型トークンは、規制対象のカストディアンが保管する本物の株式によって裏付けられていますが、合成型トークンは株価を追跡するだけで、株式をまったく保有していません。
どちらの構造も株式そのものを所有することとは同じではなく、この差が、配当、法的な請求権、そして発行体が破綻した場合に何が起きるかを決めることになります。
Key Takeaways
- トークン化株式には、本物の株式で裏付けられているもの(1:1カストディ型)と、そうでないもの(合成型)があります。
- 完全に裏付けられたトークンであっても、それは株式そのものではなく発行体に対する請求権です。通常、議決権もSIPCの保護も現金配当もありません。
- 本物の株式を保有すれば、配当が決議された際に現金で受け取れ、株主としての権利も伴いますが、米国市場の取引時間に従うことになります。
- SEC委員(2025年7月)とSECスタッフ(2026年1月)はいずれも、トークン化証券は依然として証券であると確認しています。
- MEXCは両方のモデルを提供しています。24時間取引可能なOndoのトークン化ペアと、USDTで入金して本物の米国株を保有できるRealStocksです。
トークン化株式は本物の株式で裏付けられているのか?
一部は裏付けられています。
あるトークンが本物の株式で裏付けられているかどうかは、その背後にある2つの発行構造のどちらが採用されているかで決まります。
1:1カストディ裏付け型トークン
カストディ型モデルでは、規制対象の発行体が実際の株式を購入し、認可を受けたカストディアンに預けたうえで、それに対応するトークンを1枚発行します。
BackedのxStocks、MEXCに上場しているOndo Global Marketsのトークン、そしてBitgetのrTokenは、いずれも公式ドキュメントでこの構造を説明しています。
背後に本物の株式が保管されているため、このトークンは配当を何らかの形で含めて、その株式の経済的エクスポージャーを提供します。
一方で提供されないのが株式そのものです。法的な保有者はあくまで発行体またはそのカストディアンであり、あなたの権利は発行体の規約を通じて行使されます。
合成型トークン
合成型トークンは、オラクルとスマートコントラクトを使って株価を再現するもので、株式はどこにも保管されていません。
Mirror ProtocolやSynthetixといった初期のDeFiプロトコルがこれを発行していましたが、その後の規制圧力によって大半が市場から姿を消しました。
合成型トークンの保有者が得られるのは価格エクスポージャーだけで、それ以外は何もありません。株式もなければ、配当を受け取る権利も、保管資産に対する請求権もありません。
規制当局が引いた線
SECのヘスター・パース委員は2025年7月、この点を一言で表現しました。「トークン化証券は依然として証券である」と述べています。
2026年1月28日にはSECの3つの部門のスタッフが共同声明を公表し、同じ分類を公式なものとしました。声明ではカストディ型と第三者による合成型トークン化を区別したうえで、原株式に対する法的所有権または受益所有権を保有者に与えないトークンは、証券ベース・スワップに該当し得ると警告しています。
トレーダーにとっての実務的な結論はシンプルです。「裏付けられている」と「所有している」は別の言葉であり、この市場の商品はその両極の間のあらゆる位置に分布しています。
トークン化株式と現物株式:手元のお金に直結する4つの違い
比較記事は長大なスペック表を好みますが、保有者として実際に受け取れるものを左右するのは、所有権、配当、決済と保護の仕組み、そして流動性という4つの要素だけです。
端株単位から決済スピードまで、それ以外はすべて利便性の話であって本質ではありません。
所有権と法的請求権
証券会社を通じて購入した現物株式は、あなたを受益所有者にし、米国預託信託清算機関(DTCC)のシステムに記録されるうえ、議決権と企業そのものに対する請求権が伴います。
これに対し1:1裏付け型トークンは、あなたを発行体の仕組みに対する債権者にします。株式を所有するのは発行体であり、あなたが所有するのはその経済性を表すトークンです。
KrakenはxStocksについてこの点を明確に述べており、これらのトークンには議決権などの株主権利が付与されないと説明しています(Krakenの xStocks ページより、2026年7月28日取得)。
Ondoのトータルリターン型トークンにも同じ制約があり、2026年4月以降、Ondoの保有者はBroadridgeを通じて議決権行使の意向を提出できるようになりましたが、実際に株式をどう投票するかを決めるのは依然として発行体です。
配当
多くのトレーダーが、痛い思いをして初めてこの違いに気づく部分です。
合成型トークンは何も支払いません。配当を生み出す株式が存在しないからです。
大半の1:1裏付け型トークンは再投資モデルを採用しています。原資産企業が配当を支払うと、その価値は現金として払い出されるのではなくトークンに織り込まれます。方法は、保有トークン数量を増やす形(Krakenのサポートページによる、xStocksの方式)か、トータルリターン型として価格を押し上げる形(Ondoの方式)のいずれかです。
このモデルでは経済的価値は手元に残りますが、売却するまで口座に現金が入ることはありません。
現物株式は、企業が配当を決議した場合に現金分配として支払われ、口座に入金されるため、出金・再投資・使用のいずれも自由に行えます(適用される源泉徴収税を差し引いた後)。
決済と保護の仕組み
本物の米国株はDTCCのインフラを通じてT+1サイクルで清算され、証券口座には証券会社が破綻した場合に最大$500,000のSIPC保護が適用されます。
トークン化株式はオンチェーンで数分のうちに決済され、これは実際に高速ですが、SIPCはトークン自体には適用されません。
トークンの発行体が破綻した場合、資産を取り戻せるかどうかは、保管されている株式がどれだけきちんと分別管理されていたか、そして発行体の法域であなたの請求権にどれだけ執行力があるかにかかっています。
これは仮定の話ではありません。SECスタッフ声明が指摘しているのはまさにこのシナリオであり、本ガイドの後半に検証チェックリストを設けている理由でもあります。
流動性
米国の大型株は1日に数百億ドル規模で取引され、スプレッドは1セント未満の水準です。
BeInCryptoが伝えたRWA.xyzのデータによると、オンチェーンで追跡される発行体とチェーンを横断したトークン化株式カテゴリー全体の規模は、2026年7月時点で20億ドルをわずかに下回る水準にとどまっています。
数十兆ドル規模の米国株式市場と比べれば、これは薄い流通市場であり、その結果としてトークン化ペアのスプレッドは広くなります。特に米国の取引時間外で顕著です。
原資産の実際の流動性に注文を流すトークン化商品はこの差を縮めますが、現時点で追跡対象の本来の市場と同等の板の厚みを持つトークンペアは存在しません。
| 項目 | 現物株式(証券会社またはRealStocks経由) | 1:1裏付け型トークン化株式 | 合成型トークン |
| 所有権 | 株式の受益所有権があり、本人名義で保有 | 発行体に対する請求権。株式は発行体が保有 | トークンの背後に株式は存在しない |
| 配当 | 決議された場合は現金。源泉徴収の対象 | トークン数量または価格に反映。現金支払いなし | なし |
| 決済と保護 | DTCCで清算。米国の証券会社では最大$500,000のSIPC保護 | オンチェーンで数分で決済。保護内容は発行体とカストディアン次第 | オンチェーン。プロトコルの支払能力に完全に依存 |
| 流動性 | 米国本来の市場の完全な厚み | 薄いが拡大中。カテゴリー全体で約20億ドル(2026年7月) | ごくわずか。大半の商品は提供終了 |
| 取引時間 | 米国市場の取引セッション | 取引所により24/7または24/5 | オンチェーンで24/7 |
データは2026年7月28日時点で、各プラットフォームの公式商品ページ、ヘルプセンター、および2026年1月28日付のSECスタッフ声明と照合して確認しています。
誰が何を裏付けているのか:2026年時点で主要プラットフォームが株式商品をどう設計しているか
「トークン化株式は本物の株式で裏付けられているのか」という問いへの正直な答えはプラットフォームごとに異なります。そこで、各主要商品の背後にある構造を、各社自身のドキュメント、あるいは注記がある箇所では主要メディアの報道に基づいて整理します。
Kraken xStocks
Krakenのトークン化株式は本物の株式で裏付けられているのでしょうか。
裏付けられています。Krakenの商品ページとサポートページ(2026年7月28日取得)によれば、各xStockは原資産となる株式またはETFによって1:1で裏付けられており、ジャージー島の法人であるBacked Assets (JE) LimitedがSolana上のSPLトークンとして発行し、株式はBackedの取り決めのもとで規制対象のカストディアンに保管されています。
ここでも裏付けは所有を意味しません。Kraken自身のFAQには、xStocksが株主権利を付与しないこと、配当は現金ではなくトークン数量の増加として反映されることが明記されています。
Krakenでの取引は24/5で、主要なxStocksの一部は24/7で取引できます。本商品は米国居住者には提供されておらず、Krakenのサポートページではカナダ、英国、オーストラリアも対象外として挙げられています。
Bybit xStocks
Bybitは同じくBackedが発行するxStocksを現物市場に上場しており、そのヘルプセンターも同一の構造を説明しています。発行されるトークン1枚につき、発行体が規制対象の独立したカストディアンで同等の株式を保有するという仕組みです(Bybitヘルプセンターより、2026年7月28日取得)。
Bybitではこれらのトークンが対USDTで24/7取引され、現物商品にレバレッジや空売りはありません。またBybit自身のガイドでも、市場の取引停止時や流動性が薄い局面では、トークン価格が原資産価格から乖離する可能性があると注意喚起しています。
Bitget rTokenとStock+
BitgetはStocks 2.0というラインで2つの商品を提供しており、裏付けに関する答えはそれぞれ異なります。
2026年6月2日にRealityプロトコルを通じて開始されたrTokenは1:1裏付け型のトークン化商品で、原資産株式はFINRA登録の米国ブローカーであるAlpacaが保管し、配当は自動的に換算されてUSDTで決済されます(BitgetのrTokenページおよびサポートページより、2026年7月28日取得)。
2026年6月下旬に追加されたStock+は、認可を受けた米国ブローカーであるRQD ClearingとAtomic Vaults Securitiesを経由する現物株式の直接取引で、現金配当と株主権利が付与され、24/7ではなく米国市場の取引セッションに従います。
Bitgetの規約により、米国居住者は両商品とも対象外です。
Binance bStocks
Binanceは2026年6月16日にbStocksを開始しました。Ledger Insightsの報道によれば、これらのトークンは完全な所有権を提供し、株式はブローカーのAlpacaを通じて米国で購入・保管され、BinanceのUAE認可法人がトークン化を行っています。
カタログは需要に応じてトークン化される約7,000銘柄をカバーしており、ローンチ時点ではEUユーザー向けには開放されていませんでした。
Coinbase:発表済み、展開中
Coinbaseは2026年6月16日に参入を発表し、同社が「初の本物の1:1裏付け型トークン化株式」と呼ぶ商品を、オンチェーンでの所有・償還・自動配当とともに提供すると表明しました。発表文の言葉を借りれば、「デリバティブもIOUもなし」とのことです。
CoinDeskの報道によると、この商品は米国外の対象法域で提供開始される予定ですが時期は未公表で、2026年7月下旬時点でBase創設者のジェシー・ポラック氏は展開が最終段階にあると述べています。
商品が稼働し法的文書が公開されるまでは、その裏付けに関する主張は表明された設計にすぎず、検証可能な構造とは言えません。
MEXC:1つのプラットフォームで両モデルを提供
MEXCは現在この2つの構造を並行して提供しており、だからこそこの問いに両方向から答えることができます。
Ondoのトークン化株式ペア(STMON/USDTのようにONで終わるティッカー)は1:1カストディ型商品です。MEXCの2026年7月の各種発表によれば、各トークンは規制対象のカストディブローカーを通じて保管される原証券によって裏付けられ、配当は自動的にトークン価値へ反映され、USDT建てで24時間取引できます。
一方RealStocksはまったく別のモデルで、トークンではなく本物の米国株です。この点は次のセクションで詳しく説明します。
RobinhoodとGeminiも欧州ユーザー向けに同等のトークン化商品を構築しています。カストディ型モデルは業界標準になりつつありますが、その内部にある所有権のギャップは依然として埋まっていません。
| プラットフォームと商品 | 構造 | 配当 | 取引時間 | 提供範囲に関する注記 |
| Kraken xStocks | 1:1裏付け型トークン(発行体:Backed Assets (JE) Limited) | トークン数量が増加 | 24/5、主要銘柄は24/7 | 米国居住者は対象外。Krakenサポートによればカナダ、英国、オーストラリアも除外 |
| Bybit xStocks | 1:1裏付け型トークン(同一発行体) | トークン数量が増加 | 現物24/7 | Bybitの規約に基づき法域制限あり |
| Bitget rToken | 1:1裏付け型トークン(保管:Alpaca) | USDTで自動決済 | 24/7 | 米国居住者は対象外 |
| Bitget Stock+ | RQD ClearingとAtomic Vaults Securities経由の現物株式 | 現金配当 | 米国市場の取引セッション | 米国居住者は対象外 |
| Binance bStocks | 所有権を伴うトークン化。AlpacaとUAE法人を経由 | 発行体の規約による | 商品規約に基づき時間延長 | ローンチ時点ではEU未提供 |
| Coinbase(発表済み) | 償還機能付きの1:1裏付け型トークン(表明された設計) | 自動(表明ベース) | ローンチ時に確定 | 米国外の対象法域。2026年7月時点で展開進行中 |
| MEXCのOndoトークン化株式 | 1:1裏付け型トークン(Ondo発行、規制対象のカストディブローカー) | トークン価値に反映 | 24時間 | MEXCの規約に基づく利用資格 |
| MEXC RealStocks | 認可ブローカーパートナー経由でユーザー名義で保有する本物の米国株 | 該当する場合は現金 | ナスダック市場の取引セッション | MEXCの規約に基づく対象法域。米国居住者には提供されない |
データは2026年7月28日時点で、各プラットフォームの公式商品ページ、ヘルプセンター、発表内容と照合して確認しています。BinanceとCoinbaseの行については、2026年6月のLedger InsightsおよびCoinDeskの報道も参照しています。
MEXCの見解:アクセスと所有は別の商品である
MEXCのこの市場に対する見方は、そもそも議論の立て方が間違っているというものです。重要な分かれ目はトークン化か伝統的かではなく、保有者が法的に何を受け取るかにあります。
だからこそ同プラットフォームは、Ondoのトークン化ペアはトークンとして、RealStocksは株式として、それぞれをそのままの名称で提供しており、一方を他方に見せかけるような売り方はしていません。
株式で裏付けられたトークンは有用な商品です。しかし株式として売られるトークンは、情報開示上の問題です。
所有権を伴い現金配当を出す商品が業界に広がるにつれ、MEXCは裏付けに関する主張がかつてステーブルコインの準備金が受けたのと同じ水準の精査にさらされると見ています。そして、自らの構造をありのままに表示するプラットフォームこそが、その過程でユーザーの信頼を保ち続けることになるでしょう。
第3の選択肢:暗号資産プラットフォームを通じて本物の米国株を保有する
こうした商品形態を比較する記事の多くは、トークン以外の選択肢が米国の証券口座であることを暗黙の前提にしています。
しかし米国外の大半の暗号資産トレーダーにとって、それは現実的ではありません。口座開設には国境をまたぐ本人確認、海外送金、両替が必要で、1株を買う前にそれらをすべて済ませる必要があります。トークン化商品が支持を集めたのは、まさにこの理由からです。
その代償が、株式の代わりに発行体への請求権を受け入れ、現金配当を諦めることでした。
より新しい商品カテゴリーは、このトレードオフを包み直すのではなく取り除きます。暗号資産プラットフォーム経由で本物の株式を購入する方式で、BitgetのStock+もUSDC入金でこの道を採っています。
以下の解説では、USDTで動作するMEXC RealStocksを例に取り上げます。
2026年6月1日に開始されたMEXC RealStocksでは、対象ユーザーがMEXCの認可ブローカーパートナーを通じて米国上場企業の本物の株式を購入でき、その株式資産はユーザー名義で保有されます。
入金は既存のMEXCアカウント内でUSDTを使って行い、別の証券口座を開設する代わりにアプリ内で短時間の有効化を済ませるだけです。国際送金も、銀行側での両替手続きも必要ありません。
企業が配当を決議した場合、保有者はその分配を受け取る権利があり、株式分割などのコーポレートアクションもそのまま反映されます。ラッパーではなく株式そのものを保有しているからです。
MEXCの2026年7月17日の発表時点で、カタログは7,000銘柄を超える米国株とETFをカバーしており、それに先立つベータ段階では20,000名を超えるユーザーによる検証が行われました。
ローンチ期間中のプラットフォーム取引手数料はゼロですが、MEXCの公式免責事項のとおり、SEC取引手数料やFINRA取引活動手数料といった規制上の実費は引き続き適用されます。
この違いはいくらの価値があるか:$5,000の例
年利回り3%の米国株に$5,000を投じたとします。成熟した配当銘柄としてはごく一般的な数字で、このポジションは年間およそ$150の配当を生み出します。
これを合成型トークンで保有した場合、受け取れるのは$0です。トークンを裏付けるものが何もないからです。
再投資モデルのトークン、つまりxStocksやOndoが採用する構造で保有した場合、この$150はトークンの価値または数量の内部に積み上がります。実在はしますが、売却するまで固定されたままです。なお、裏付け型トークンの中には配当をステーブルコインで決済するものもあるため、各商品の規約を必ず確認してください。
RealStocksで保有した場合、この$150は受け取る権利のある現金分配となり、適用される源泉徴収税を差し引いたうえで口座に入金され、株式はそのまま手元に残ります。
5年間では、中程度の規模のポジション1つだけで、実際に再投入できる分配金がおよそ$750になります。しかもこれは増配をまったく考慮していない数字です。
同じ構造的な違いはあらゆるポジション規模で当てはまります。だからこそ、上の表にある所有権の列は、どんな利便性の機能よりも重要なのです。
正直に伝えるべき制約
RealStocksはナスダック市場の取引セッションに従うため、日曜日の午前3時に取引することはできません。
24時間いつでも取引できることや、オンチェーンでの自己保管を優先するのであれば、1:1裏付け型トークンのほうが適した構造です。MEXCのOndoペアは、まさにそのユースケースを同じプラットフォーム上でカバーしています(MEXCでトークン化株式を取引する方法をご覧ください)。
MEXCは、どちらの資産も保有せずに24時間方向性のポジションを取りたいトレーダー向けに、最大200倍のレバレッジが使える株式先物(Stock Futures)も提供しています。この商品には、レバレッジ型デリバティブに共通する強制ロスカットのリスクが伴います。
これらの商品の提供可否は、MEXCの規約に基づきお客様の法域によって決まり、いずれも米国居住者には提供されていません。
MEXC RealStocksでUSDTを使って直接保有できる米国株を確認する。
本当に裏付けあり?それともはったり?トークン化株式に入金する前の5つの確認
裏付けを主張するのは簡単ですが、後から否定するには大きなコストがかかります。トークン化株式商品に資金を入れる前に、必ず次の5つの問いを通してください。
- 発行体は誰か。 信頼できる商品は、xStocksがBacked Assets (JE) Limitedを明示しているように、法人名と法域を示します。誰の名前も出さない商品は商品ではなく、単なる約束です。
- 株式を保管しているのは誰で、分別管理されているか。 名称が明示された規制対象のカストディアンまたはブローカーと、顧客の裏付け資産を発行体の自己資金から分離する旨の記載を探してください。
- 裏付けは第三者に検証されているか。 独立した検証報告、準備金証明のレポート、または担保のオンチェーン検証可能性が存在し、かつ最新の状態である必要があります。
- 償還条件はどうなっているか。 誰がどのような条件でトークンを原資産またはその現金価値に償還できるのかを読み込んでください。「1:1」を飾りではなく実効性のあるものにするのは、この償還権だからです。
- どの規制の枠組みに乗っているか。 商品がどこで提供され、どの枠組み(たとえばMiFID IIに基づく発行)を根拠としているか、そしてご自身の法域が除外リストに入っていないかを確認してください。
詐欺対策として1点補足します。まさにこの疑問で上位表示されるページは、なりすまし業者を引き寄せます。正規のプラットフォームが「トークンを確認する」ためにDMを送ってきたり、裏付けを証明するために資産を移動するよう求めたりすることは絶対にありません。
「間接的なエクスポージャー」といった言い回しに頼り、カストディアンの名前を挙げられない商品であれば、マーケティングの内容にかかわらず合成型として扱ってください。
あなたはどちらを選ぶべきか?
配当によるキャッシュフローと、自分名義で保有する実際の株式を求めていて、米国の証券口座を持たない米国外のトレーダーであれば、RealStocksによる現物株式の保有を選んでください。USDTで入金すれば、証券口座を開かずに株主になれます。まずはRealStocksのガイドから始めましょう。
24時間アクセスできること、オンチェーンで送付できること、DeFiの担保として使えることが、現金配当や株主権利より重要であれば、1:1裏付け型のトークン化株式を選び、入金前に上記のチェックリストで発行体を検証してください。
米国または英国の居住者であれば、現地で認可を受けた証券会社を選んでください。本記事で扱った商品はいずれも対象外だからです。米国の証券会社ならSIPCの保護、英国の証券会社ならFCAの規制とFSCSの保護が得られ、どちらも暗号資産プラットフォームの商品では再現できない法的拘束力のある議決権行使を提供します。
そして、発行体とカストディアンの名前を挙げられない商品は、どれほど利回りが高くても、どのプラットフォームであっても選ばないでください。
Frequently Asked Questions
トークン化株式は本物の株式で裏付けられていますか?
一部は裏付けられています。1:1のカストディ型商品はトークン1枚ごとに規制対象のカストディアンで本物の株式を保有していますが、合成型商品は株式を一切保有していません。
その商品がどちらのモデルを採用しているかは、発行体のドキュメントで確認してください。
すべてのトークン化株式が本物の株式で裏付けられているというのは本当ですか?
いいえ、保管された株式で裏付けられているのはカストディ型モデルのトークンだけです。
合成型トークンは背後に株式を持たずに価格を追跡するだけで、SECの2026年1月のスタッフ声明はこの2つのモデルを明確に区別しています。
Krakenのトークン化株式は本物の株式で裏付けられていますか?
はい。Krakenによれば、各xStockは原資産となる株式またはETFによって1:1で裏付けられており、Backed Assets (JE) Limitedが発行しています。
ただし、議決権などの株主権利は依然として付与されません。
トークン化株式に配当はありますか?
大半の1:1裏付け型トークンは、現金を支払う代わりに配当をトークンの数量または価格に反映させます。
現物株式は、企業が配当を決議した場合に現金分配として支払われ、源泉徴収の対象となります。
トークン化株式を本物の株式に交換できますか?
大半の個人向け商品では直接交換はできません。通常はトークンを売却し、別途株式を購入することになります。
原資産への直接償還は、発行体の規約上、一般に適格投資家に限定されています。
発行体が破綻した場合、保有しているトークン化株式はどうなりますか?
あなたの請求権はSIPCではなく、発行体の法的構造とカストディアンを通じて行使されます。
資産を取り戻せるかどうかは、資産の分別管理の状況と、発行体の法域における請求権の執行可能性によって決まります。
暗号資産取引所で本物の米国株を保有できますか?
はい。MEXC RealStocksでは対象ユーザーがUSDTで本物の米国上場株式を購入でき、資産はユーザー名義で保有され、該当する場合は配当の受取資格も得られます。
まずはRealStocksとは何かをご覧ください。
トークン化株式は米国で利用できますか?
基本的に利用できません。Kraken、Bybit、Bitget、MEXCの主要商品はいずれも米国居住者を対象外としており、Coinbaseが発表した商品も米国外の法域を対象としています。
米国居住者が株式へのエクスポージャーを得るには、SECの規制を受けた証券会社を利用してください。
リスク開示
株式、トークン化株式、株式先物にはいずれも市場リスクがあり、レバレッジ商品では当初証拠金を超える損失が生じる可能性があります。
トークン化商品にはさらに発行体リスク、カストディアンリスク、スマートコントラクトリスク、流動性リスクが伴い、SIPCまたはこれに相当する投資家保護は適用されません。
商品の提供範囲、手数料、配当の取り扱いは、お客様の法域および各プラットフォームの現行規約によって決まり、これらは変更される可能性があります。
本記事は情報提供のみを目的としたものであり、投資・法務・税務に関する助言ではありません。地域による制限が適用され、米国および英国の読者は現地で認可を受けた証券会社をご利用ください。
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