エイチームホールディングスのグループ会社Paddleは30日、日々の歩数に連動してSolana(SOL)と交換可能なポイントを獲得できるスマートフォンアプリ「SolanaWalk(SOLWalk)」を発表した。暗号資産販売所「CoinTrade」を運営するマーキュリーとの協業により、貯まったポイントをSOLに交換する仕組みを整えた。対応OSはiOSおよびAndroidで、アプリ自体は無料で利用できる。
SOLWalkは、ユーザーの日々の歩数に応じて独自ポイント「SOLp」が蓄積される仕組みを採用している。貯まったSOLpはSソラナ(SOL)と交換可能で、日常的な歩行行動を通じて暗号資産の保有につながる設計となっている。また、毎月15日ごろには保有SOLp量に応じた追加報酬が付与される機能も搭載されており、歩行以外の保有インセンティブも設けられている。
Paddleはこれまでにも「BitWalk」「XRPWalk」「DogeWalk」など、歩数と暗号資産を組み合わせたサービスを複数展開してきた実績を持つ。今回のSOLWalkはその延長線上に位置する新サービスであり、Solanaを対象暗号資産として選定した点が特徴だ。
今回のサービス提供において技術的な焦点となったのが、送金コストの問題だ。イーサリアム規格(ERC20)に基づくトークンでは、ブロックチェーン上の取引手数料であるガス代の高騰が障害となり、同様のサービス展開が困難な事例もあった。
Paddleは暗号資産販売所「CoinTrade」を運営するマーキュリーと協業することで、このコスト課題を解決した。ユーザーはCoinTradeと連携することで、貯まったSOLpをSolanaに手数料なしで交換できる。Solanaはビットコインやイーサリアムと比較して処理速度が高速であることも、採用理由の一つとして挙げられている。
SOLWalkが掲げるコンセプトは、健康管理と暗号資産の保有・運用を日常生活の中で同時に実現するというものだ。暗号資産への投資にはまとまった元手資金や価格変動リスクへの懸念が伴うことが多いが、歩行という日常行動を起点にすることで、資産形成への入口を広げる狙いがある。
Paddleは「お金の選択肢を増やす」をミッションに掲げており、暗号資産関連のポイントサービスを軸に事業を拡大している。親会社のエイチームホールディングスは東証プライム上場企業であり、名古屋市に本社を置くIT企業である。SOLWalkはヘルスケアカテゴリのアプリとして提供されており、暗号資産市場への新たな参加層の開拓を目指したサービスと位置付けられる。
