原油価格が月曜に3%超上昇し、ブレント原油は1バレルあたり116ドルを突破。米国指標のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)も1バレルあたり102ドル近くまで上昇した。
米国とイスラエルによるイランへの戦争が5週目に突入し、収束の兆しが見えない中での上昇。
週末にかけて相次いだ事態の激化が、原油高騰を引き起こした。トランプ米大統領は、イランの原油輸出のおよそ90%を担うハルグ島の接収もあり得るとフィナンシャル・タイムズ紙に語った。
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米大統領はイランとの外交についても複雑な姿勢を示し、「イランと合意できる確信がかなりある」としつつも、協議が決裂する可能性も認めた。
一方、イランの議会議長は、米軍が上陸すれば「彼らを炎で包む」と警告し、地域の米国同盟国にも報復を予告した。
原油相場の高騰はまだ終わらないと市場アナリストは指摘する。ホルムズ海峡が長期間閉鎖されれば、原油価格がさらに上昇する可能性がある。
ブルームバーグによれば、米政府当局やウォール街アナリストも原油が1バレル200ドルに達する可能性を議論し始めた。
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このエネルギーショックはアジア全域にも波及した。Googleファイナンスによると、日本の日経225は4.5%超下落、韓国のKOSPIも4.3%以上下落した。輸入依存度の高い各国がリスクの再評価に動いた。
このボラティリティは暗号資産市場にも広がり、朝方に資産価格が下落した後で反発する展開となった。
原油が1バレル100ドル超で推移する中、インフレ期待の高まりや米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ時期の後ずれから、リスク資産に圧力がかかり続ける構図。


