オンチェーン分析プラットフォーム「クリプトクオント」のデータによると、世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスへのクジラ(大口保有者)からのビットコイン
BTC流入が急増し、14カ月ぶりの高水準に達した。
クリプトクオントのアナリスト、アラブ・チェーン氏によると、バイナンスへのクジラアドレスからのビットコイン入金比率が0.66に達した。この水準は2024年11月以来の高さで、14カ月ぶりの記録となる。
30日平均のクジラ流入額は約82億ドル(約1.3兆円)に到達し、2024年以降で最高水準を記録している。データ確認時点でビットコインは約6万6,400ドル(約1,030万円)付近で取引されており、過去の高値を大きく下回っている。
暗号資産におけるクジラとは、一般的に1,000 BTC以上を保有するアドレスを指す。取引所への流入は、利益確定やポートフォリオ調整の準備を示唆する可能性がある。
同氏は、クジラの取引所流入が必ずしも即座の売却を意味するわけではないと強調。米国のビットコインETFや長期保有者からの需要が強ければ、供給増加は吸収される可能性がある。
しかし、歴史的にクジラの流入急増はボラティリティの高まりと相関しており、2024年初頭にも同様の流入後に大きな価格変動が発生した。需要が弱い場合、供給が買い手を圧倒し、急激な価格調整のリスクが高まる。
さらに、同氏は「流入が継続すれば短期的に売り圧力がかかる可能性がある。逆に流入が減少すれば、分配フェーズ終了の兆候となる」と述べている。
現在のビットコイン価格は6万ドル台で推移しており、今後の展開は市場の需要がこの供給増加を吸収できるかどうかにかかっている。
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