アメリカの資産運用会社WisdomTree(ウィズダムツリー)は、2026年1月30日付で2025年第4四半期の業績を発表し、総運用資産(AUM)が1445億ドル(約22兆3975億円、1ドル=155円換算)に達したと報告した。これは前四半期比で約5.3%の増加で、同社にとって過去最高水準の資産規模となった。
WisdomTreeは伝統的なETF(上場投資信託)の運用を主力とする一方で、暗号資産(仮想通貨)関連商品にも積極的に展開している。代表的な暗号資産商品としては、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など主要コインに連動するETFや、ブロックチェーン技術を活用したトークン化資産商品が挙げられる。
2025年第4四半期末の暗号資産の運用額は約22億4000万ドル(約3472億円)に到達した。これは2024年第4四半期の約19億ドル(約2945億円)から増加しており、成長を示している。ただし、四半期内では一時的に減少した局面もあり、暗号資産市場のボラティリティが影響した可能性も指摘される。
Jonathan Steinberg(ジョナサン・スタインバーグ)CEOは、同社が暗号資産やトークン化資産へのエクスポージャーを高める戦略を継続していることが強調された。同氏は、トークン化された資産やデジタル商品が成長の初期段階にあるものの、実需が高まる可能性があるとの見方を示した。市場環境の不確実性や規制動向を見極めつつ、機関投資家の関心も取り込みながら長期的な拡大を目指していく姿勢を示している。
今回の報告は、伝統的な金融商品と暗号資産を融合させる戦略が、WisdomTreeの事業ポートフォリオ拡大に寄与していることを示すとともに、機関投資家による暗号資産への関心が引き続き高いことを表している。
|文・編集:井上俊彦
|画像:Shutterstock
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