ビットコインは1日も続落し、一時2025年4月の安値である7万4,000ドル台に迫った。そんな中、長期的にはビットコインの強気構造が崩れていないことを示唆するデータも確認されている。 現在の大幅下落は、長期的な弱気相場に […]ビットコインは1日も続落し、一時2025年4月の安値である7万4,000ドル台に迫った。そんな中、長期的にはビットコインの強気構造が崩れていないことを示唆するデータも確認されている。 現在の大幅下落は、長期的な弱気相場に […]

ビットコイン続落も強気構造は維持か──資金調達率が急低下、反転の兆し

ビットコインBTCBTCは1日も続落し、一時2025年4月の安値である7万4,000ドル台に迫った。そんな中、長期的にはビットコインの強気構造が崩れていないことを示唆するデータも確認されている。

現在の大幅下落は、長期的な弱気相場にはつながらない

マクロスペシャリストのSykodelic氏は2日、自身のXにて「現在の市場は、長期的な弱気相場ではない」との見解を示した。

ここ数か月の値動きが不安定なうえ、相場の難易度も高まる中、多くの市場参加者が長期的な弱気相場への突入を認めている。しかし、より広い視点で金融市場全体の背景を精査すると、マクロ構造は下降トレンドには入っていないと、Sykodelic氏は分析する。

数百に及ぶマクロ指標、流動性データ、経済指標、市場構造を組み合わせて構築された分析に基づくと、現在のビットコインの下落が「本格的なベアマーケット」ではなく、強気サイクルの中における調整局面に過ぎないというのがSykodelic氏の見立てだ。

確かに、多くの投資家が想定していた価格帯を明確にブレイクし、想定以上に深い押し目が入った点は事実だ。しかし、重要なのは水準の誤差ではなく「相場構造そのものは崩れていない」という点だ。ビットコイン価格は依然として高時間足(HTF)の主要サポート上に位置しており、マクロ的な下降トレンドにも入っていない。

この状況は、サイクル全体の中では「中間天井(ミッドサイクルトップ)」後の調整フェーズと捉えるのが妥当だ。つまり、大きな強気サイクルの途中で発生する、時間調整と価格調整を伴う一時的な後退局面であり、構造的な転換点ではないという認識だ。

過去の相場を見ても、市場はしばしば最大限の“痛み”が発生する水準まで動き、弱気シナリオを成立させたように見せかけた後、急反転する傾向を持つ。そのため、今週は中長期投資家にとって、最良クラスの仕込み機会になるかもしれない、というのがSykodelic氏の見立てだ。

マクロ環境、流動性状況、経済指標、採用動向といった複数の要素が同時に改善方向を示す中で、価格だけが大きく調整している状況下は、歴史的にも重要なトレンド転換点になりやすい。Sykodelic氏は「ビットコインは今年、私が思うよりも早く高値を付けるだろう」と締めくくった。

資金調達率が2024年9月以来の低水準を記録

オンチェーンデータのFunding Rates(資金調達率)が1日、2024年9月以来の低水準を記録した。

ビットコイン資金調達率 2024年9月以来の低水準を記録Funding Rates 出典:CryptoQuant

資金調達率は、永久スワップ市場におけるトレーダーの心理を示す指標で、一般的に高い水準であるほど買いのポジションが多く、低水準であるほど売り優勢とされる。

1日はこの資金調達率が-0.007と、2024年9月と同水準まで低下し、市場のパニック売り局面を示唆した。しかし注目すべきは、過去に資金調達率が極端に低下した局面では、ほとんどのケースでその後大きく価格が反発している点だ。

多くの場合、トレンド転換の前に大規模なロングの清算を伴うことが多く、同時に資金調達率も大きく低下する。今回も相場転換前の清算局面となるのか、今後の展開に注目だ。

ビットコインの市場心理は、今サイクル中でも最悪の状況と言えるが、これが上昇前の最後のふるい落としになる可能性も十分にある。今後もリスク管理を徹底しつつ、トレンド転換のサインを逃さぬよう、オンチェーンデータや値動きを注意深く見ていこう。

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