1月30日から31日にかけての48時間で、世界の貴金属市場と株式市場から合計12兆ドル(約1,857兆円、1ドル=154.76円換算)超の資産が消失した。この規模は、ドイツ、日本、インドのGDPの合計を上回る。 貴金属市 […]1月30日から31日にかけての48時間で、世界の貴金属市場と株式市場から合計12兆ドル(約1,857兆円、1ドル=154.76円換算)超の資産が消失した。この規模は、ドイツ、日本、インドのGDPの合計を上回る。 貴金属市 […]

銀38.9%・金16%急落で12兆ドル消失──BTCも一時76,000ドル割れ

1月30日から31日にかけての48時間で、世界の貴金属市場と株式市場から合計12兆ドル(約1,857兆円、1ドル=154.76円換算)超の資産が消失した。この規模は、ドイツ、日本、インドのGDPの合計を上回る。

貴金属市場の歴史的崩壊

銀は同日に38.9%急落し、史上2番目に大きい下落率を記録した。2月限の銀先物は、前日の114ドル超から85.20ドルまで暴落し、約2兆6,000億ドル(約402兆円)の資産が消失した。

金は16.36%下落し、6兆3,800億ドル(約987兆円)が消失。プラチナは29.5%下落で2,350億ドル(約36兆円)、パラジウムは25%下落で1,100億ドル(約17兆円)がそれぞれ失われた。

株式市場も同時に下落し、S&P 500は1.88%下落で1兆3,000億ドル(約201兆円)、ナスダックは3.15%下落で1兆3,800億ドル(約213兆円)、ラッセル2000は1,000億ドル(約15兆円)の資産がそれぞれ消失した。

史上初の9カ月連続上昇後の反転

暗号資産市場分析メディアのブル・セオリー(Bull Theory)が2月1日午前1時3分に投稿した分析によると、銀は9カ月連続で上昇を記録しており、これは史上初の記録だった。過去の最長記録は8カ月連続で、いずれも主要サイクルの天井を示していた。

銀は12カ月間で3倍以上のリターンを記録し、年初来では65〜70%の上昇率に達していた。5兆〜6兆ドル規模の資産としては極めて異例の伸びだった。

ブル・セオリーの分析では、急激な上昇により暗号資産や株式市場から大量の資金が貴金属市場に流入し、その多くが現物ではなくレバレッジをかけた先物契約に向かったと指摘している。「銀は150ドルから200ドルに達する」との市場の期待が、天井付近での過剰なロングポジションを誘発した。

価格が反転すると、証拠金請求(マージンコール)が連鎖的に発生し、強制清算が強制清算を呼ぶ悪循環が発生した。銀市場では推定で紙の契約と現物の比率が300〜350対1に達しており、紙市場の急速な巻き戻しが価格を急落させた。

シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)は、価格下落の最中に証拠金を大幅に引き上げた。エコノミック・タイムズが1月31日に報じたところによると、2月2日発効で銀先物の証拠金は11%から15%に、金先物は6%から8%にそれぞれ引き上げられた。

これは3日間で2回目の引き上げで、金先物は33%増、銀先物は36%増、プラチナは25%増、パラジウムは14%増となった。証拠金引き上げは、トレーダーに即座に追加の担保を要求するため、下落市場では自動的な清算を引き起こす。

ウォーシュFRB議長指名が緩和期待を後退

トランプ大統領が1月30日にケビン・ウォーシュ氏を次期FRB議長に指名したことが、市場に大きな影響を与えた。ヤフー・ファイナンスが1月31日に報じたところによると、ウォーシュ氏の指名により金利政策への期待が変化。市場アナリストは、数カ月間にわたり市場を支えてきた政策不確実性トレードが終了したと分析している。

ウォーシュ氏は2008年の金融危機時にFRBに在籍しており、積極的な量的緩和(QE)、過剰流動性、バランスシート拡大の長期化を批判してきた経歴を持つ。市場は「急速な利下げと大規模な流動性注入」を織り込んでいたが、ウォーシュ氏の指名により「利下げとバランスシート規律の両立」というシナリオに修正された。

この政策シナリオの変化が金と銀の主要な支援材料を取り除き、資本流出を加速させた。

ビットコインも急落トレンド継続

暗号資産市場も同様の圧力にさらされた。ビットコインBTCBTCは2月1日に一時76,000ドルを割り込み、執筆時点では78,800ドル付近を推移しているまで。これは2025年4月以来初めて80,000ドルを下回る水準となった。

レディット(Reddit)の投資コミュニティでは、1時間で6億5,000万ドル(約1,006億円)の清算が発生したと報告されている。ブロックチェーン・ニュースが2月1日に報じたところによると、暗号資産市場全体では5時間で1,000億ドル(約15兆円)以上の資産が消失した。

今回の市場崩壊は、需要の崩壊ではなく、史上最高水準への過剰な拡大、極端なレバレッジ、混雑したポジショニング、強制清算、証拠金引き上げ、そして突然の政策シナリオの変化が重なった結果だと分析されている。

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