暗号資産取引所BitMEX(ビットメックス)は16日、共同創業者アーサー・ヘイズ氏のトレード戦略を紹介する記事を公開した。コインベース(COIN)株をロング、USDCのサークル(CRCL)株をショートする株式ペアトレード戦略で、エクイティパープ(株式無期限先物)を活用して実行できるとしている。
ヘイズ氏の戦略は、COINを「大家(Landlord)」、CRCLを「賃貸人(Tenant)」と位置づけ、COINをロング、CRCLをショートするペアトレード。この戦略の優位性は以下の通り:
BitMEXは「市場リスクを中和し、相対的価値を収穫する」と説明している。
COINロング・CRCLショート戦略とベンチマーク(ナスダック100、ビットコイン)のパフォーマンス比較(2025年6月〜2026年1月) 出典:BitMEX公式サイト
同戦略は2025年6月から2026年1月にかけて
BTCのパフォーマンスを25%以上上回る成績を記録した。上のグラフは、2025年6月から2026年1月までの累積リターンを示しており、COINロング・CRCLショート戦略(青色実線)は最大で約18%のリターンを記録し、ナスダック100(緑色破線)やビットコイン(オレンジ色破線)を大きく上回っている。
初期資本1万ドルでの損益内訳(COINロング、CRCLショート、トータルネット損益) 出典:BitMEX公式サイト
損益内訳グラフでは、初期資本1万ドルでの各ポジションの貢献度を示している。CRCLショート(赤線)が約3,000ドルの利益を生み出し、COINロング(緑線)が一時的に損失を出す局面もあったが、トータルネット損益(青線)は最大で約1,800ドルの利益を記録している。
BitMEXは「ヘッジファンドのアルファを解放する」と表現し、暗号資産へのエクスポージャーを持たずに高いリターンを獲得できる手法として紹介した。
エクイティパープは、BitMEXが提供する株式無期限先物で、暗号資産を担保に24時間365日、株式をトレードできる商品。従来の株式市場の取引時間に縛られず、最大20倍のレバレッジで取引可能な点が特徴だ。
BitMEXは「ヘッジファンドのようにトレードする準備はできているか?」と問いかけ、エクイティパープを活用することで、個人投資家もヘッジファンド型の高度な戦略を実行できると訴求した。
ペアトレードは、相関性の高い2銘柄間の価格差を利用する手法で、市場全体の方向性に左右されにくい特徴を持つ。今回の戦略では、暗号資産関連企業であるコインベースとサークルの相対的な価値差に着目し、基本金利0%・高レバレッジのエクイティパープを活用することで、資本効率を最大化している。
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