米国の4月のインフレ率は前年比3.8%上昇し、賃金上昇率の3.6%を上回った。イラン戦争によるエネルギーショックが食品、輸送、コア消費者物価に波及しているとの懸念が再燃している。
一方、バーンスタインは火曜日に顧客に対し、トークン化プラットフォームはマクロ環境の価格変動の影響を回避できると述べた。同時に、Figure Technology Solutions(FIGR)の目標株価を67ドルで据え置き、環境悪化にもかかわらず72%の上昇余地があると示唆した。
米国の4月のCPIは3.8%上昇し、市場予想の3.7%を上回った。一方、賃金の伸びは3.6%にとどまった。多くの米国労働者は約3年ぶりに購買力が低下している。
エネルギーCPIは3.8%上昇、食品価格も0.5%上昇した。全米の平均ガソリン価格は現在1ガロン4.50ドル近くとなり、1年前の3.14ドルから大幅に上昇している。トランプ前大統領は運転者の負担緩和策として、連邦ガス税の一時停止を提案した。
イラン戦争による供給混乱がグローバルな化学品コストに波及し、プラスチックや製造コストも上昇している。これにより、価格上昇圧力がエネルギーや食品以外にも拡大するリスクが高まっている。
米国政府は、トランプ前大統領が食料品価格対策として提案した牛肉輸入関税の一時停止計画を延期した。
日本銀行は6月にも利上げを実施する可能性を示唆した。1人の政策委員が原油ショックを短期的な金融引き締めの根拠に挙げた。英国の30年国債利回りは1998年以来の高水準を記録した。
インフレの加速は、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げ時期を2026年以降までさらに遅らせる根拠となっている。ドル高と高水準の債券利回りは、リスク資産への圧力要因となってきた。
S&P500指数は、こうした環境下でも年初来で8.3%上昇している。
バーンスタインのゴータム・チュガニ氏らアナリストは、Figureのブロックチェーン型ローンオリジネーション・プラットフォームはマクロの価格変動に対して耐性があると指摘した。同社の2024年第1四半期のトークン化取扱高は前年比113%増の29億ドルとなった。
今後、価格変動がコアCPIに波及するか、イラン停戦で落ち着くかが、FRBが今夏どこまで引き締めを進めるか、そしてバーンスタインのマクロ耐性トークン化論が正しいかを左右する。


