クジラが、今夜にかけて2000枚超のビットコイン(BTC)プットオプションを新規で取得した。ターゲットは6万6000ドル割れ。本日4月3日、デリビットではビットコインとイーサリアム(ETH)のオプション計21億5000万ドル相当が決済される。
連続的なポジション転換は、少なくとも一部の大型プレイヤーがBTCの現在水準に下方リスクを見ていることを示す。なおコールの建玉は両資産で依然プットを上回る。
オプション分析プラットフォームGreeks.liveは4月2日にポジションシフトを指摘。同じクジラが数時間前に利益確定のロング取引を終了し、その後ベアへと転じていた。
アナリストによると、クジラは6万6000ドルでロングポジションを建て、6万8000ドル超で手仕舞いして利益を確定させた。
わずか数時間後、同等規模のトレーダーが今度はプットオプションの積み上げに動き、下方向への賭けに切り替わった。
この急転換は注目すべき動き。勝ち取引決済直後に反対売買へと動いたクジラは、6万6000〜6万8000ドルのゾーンを上昇の起点でなく抵抗帯とみなしている姿勢がうかがえる。
BTC価格は6万6575ドルで推移し、最大損益分岐点(マックスペイン)は6万8000ドルに設定されている。現値はオプション売り手が最も利益を得る価格より1425ドル下に位置する。もし08:00(UTC)の決済までにこの差が埋まらなければ、ベア指向クジラのプットの価値が上昇する。
本日の総ノーションバリュー中、ビットコインは184億ドル分を占める。未決済建玉は2万7590枚。コール建玉1万7930枚に対してプットは9600枚で、プット・コール比率は0.54。
コールスキューは依然全体として上昇傾向だが、クジラによる2000枚のプット集中保有が6万6000ドルストライク近辺に下落圧力をもたらしている。
イーサリアムの満期規模はやや小さいものの、構造は類似。ノーションバリュー3億1990万ドル、建玉15万6083枚で、ETH価格は2052ドル、マックスペインは2075ドル。プット・コール比率0.72は、BTCより下方向のヘッジが強まっていることを示している。
オプションの決済はデリビットで08:00(UTC)。この時間帯直前は最もガンマヘッジの影響が強まり、価格がマックスペインへ引き寄せられやすい。
BTCでは、強気派が維持すれば6万8000ドルへの接近、クジラのプットが奏功すれば6万6000ドル割れという展開が想定される。
